【エッチ小説】ゆっくりラブラブ、極上ラブタイム~聖夜と媚薬と、彼女。(5話)
……身体が、だるい。
思い返せば、
――こんなに激しいエッチ、すごく、……久しぶりだったような気がする。
息が熱い。
胸の鼓動が、落ち着かない。
「いつもより、感じてたでしょ?」
「ば……かぁ、」
「こっちも、いつもより凄く……感じてたよ」
おでこにそっとキスされる。
頭をふわふわ撫でられる。
ぎゅっと抱きしめられて、私も彼を強く抱きしめた。
いい、匂い。
「感じてる顔、可愛いよ。いっぱい見れて良かった」
「もう……こんなの、ダメ、なんだからねっ」
恥ずかしくて、顔の胸に顔を埋める。
こんなに煌々と明るい所で何て、そんなの、思い出すだけで恥ずかしすぎる。
「えー……いっぱい視れて、こういうの、好きだなぁ」
「だって、恥ずかしいもん……」
「じゃあまた、アレ、使えばいいじゃないか」
言って彼は、ベッドサイドにあった例のラブコスメ――ラブリューイルを視線で指し示す。
確かに。
確かにまだ、私のあそこ、とっても、火照ってる。
こんなに夢中になっちゃって。気持ち良すぎて、どうでもよくなっちゃって。
こんな体験、初めて。
彼とこんなに深く繋がれて、
――本当は恥ずかしいけど、とても、幸せ。
「それは、そうとさ」
彼がラブコスメに手を伸ばし、急に私に覆いかぶさってくる。
きゃっ、と、小さく悲鳴が漏れる。
悪戯っぽく笑う彼と、目が、合う。
「もう一回、しようか」
「えっ、まだ終わったばっか……、」
「今日はゆっくり愉しみたい、って言ったよね?」
ああもう、逃げられない、か。
仕方ない……よ、ね。
諦めて私は、彼の首筋に両腕を伸ばして、彼をぎゅっと引き寄せた。