【エッチ小説】卒業直前、制服の、彼女。学校の中で、ほほ笑み合う秘密の恋人。(6話)
床に広がった僕の白衣の上に身を横たえ、彼女がえへへっ、と笑う。
「先生っ、私の、スカートのぽっけ」
「ん?」
「ぽっけにちゃんと、イイもの、入れてきた」
言われたままに、彼女のスカートのポケットを弄る。
くすぐったそうに身をよじる彼女。
ごそごそと指を這わせると、かさっ、と小さな音がした。
指先に、固くて柔らかいものが当たる……って、
「まさか」
「ふふんっ」
指先で掴んで力を加えると、四角いビニールの中で、するっと滑りくにゅっと曲がる、円。
――引っ張り出して、目で確認するまでもなかったけど、確認する。
あれ、それって……この前使ったのと同じ、コンドーム?
「へへっ、ちゃんと、準備してきたの」
悪戯っぽく笑い、ぎゅっと抱きついてくる。
「ねぇ、早く、しよ? 早くしないと、誰か来ちゃうかもしれないよぅ~?」
「こらっ、大人をからかうんじゃありません! っていうか、いつの間に君は、こんなものを……、」
「この前した時、先生の使ってたの、一個とっといたの。だって……買うの、恥ずかしいし。サイズとか、わかんないし」
耳たぶを、軽く甘噛みされる。
上体を軽く起こしている彼女の背中を片腕で支えると、残った手で、彼女のセーラー服を大きくはだけさせてやる。
白い下着をたくし上げると、きれいな胸の頂に指先が触れた。
ぴくりっ、と、彼女が震える。
「……どうして、そんなもの盗んだのかな?」
「盗んだって人聞きが悪……っ、んっ、」
焦らすように、その胸の頂をあえて避け、膨らみを下から持ち上げるようにゆっくりと揉みほぐしてゆく。
ふわふわ、ふわふわ。弾力があって、とても、暖かい。
彼女の鼓動が、僕の肌に直接聞こえてくる。
「受験終わったら、してもらおうと、思ってたから、ケーカク的、ってやつ」
「卒業するまで、我慢するって約束じゃなかった?」
「でも、やっぱ我慢できなくなっちゃった」
腕を解いた彼女の背中を、床の上にそっと、寝かしつける。
僕は彼女の頬にキスを落とし、そのままうなじに唇を這わせ、
「ぁっ……」
手で愛撫している方とは逆の胸の頂に、そっと吸い付いた。
ちゅぅ……と少し深く吸い込むと、はぁっ……と彼女が身体の奥から、甘い溜息を吐きだした。