【エッチ小説】犯される彼女の姿に興奮する彼~僕と親友の、元彼女スワッピング。(5話)
――信じられなかった。
僕からしてみると彼女は、普段はあんなにもおしとやかな女性、の、はずなのに。
恋人同士の夜だって、言ってしまえば、アブノーマルな要素なんて何もない、穏やかな情事しかしたことがないのに。
なのにまさか、元カレの前では。
こんな淫乱な姿で、腰を振っていただなんて。あんな言葉を、叫んでしまうだなんて。
僕は彼女のことを、意外と何も、わかっていなかった?
ずっと当たり前だと思っていた、平凡な、セックス。もしかしてそれじゃあ、彼女は不満だったとでも言うのだろうか。
今の彼氏の前で、前の彼氏に犯されてるのに。あんなに、気持ちよさそうに蕩けてしまうだなんて、……こんなの当然、普通の、セックスじゃないのに。
そんなことをふと思って、僕は……、
「……コーフン、してるん、でしょ」
元カノの声にはっと顔を上げると、僕の上で荒く息を吐いていた彼女が、僕の真意を見透かしたかのように悪戯っぽく笑いかけてきた。
「だってっ……、また、大きくなって、きてるっ、もん」
元カノは、僕の男根を下のお口で咥えたままで身を起こすと、背中の方に両手を付き、上下に腰を振り始める。
ぐちゅくちゅと今カノが自慰を見せ付ける音と、じゅぶじゅぶと僕と元カノの体液の泡立つ音が混じり合う。
僕の身体は元カノと激しく繋がりながら、僕の視線は乱れる今カノから離れられなくなっていた。
「ひゃうんっ!」
「あっ! あっ、あんっ!」
二人の女性の喘ぎ声が、より激しさを帯びてゆく。
「おい、お前、そのままオナニーで、イくつもりじゃないだろうな?」
僕の今カノの姿を立ったまま見下ろしていた親友が、彼女の前に屈みこんで、彼女自身を刺激していた方の手首を掴み、その動きを無理やり止めさせる。
「――っ、」
逆の手で刺激を続けようとするものの、その手も握られ、強制的に止めさせられる。
指先が抜ける時に、ぬぽっ……と糸を引く音がして、透明な滴がまたポタポタとカーペットのシミを大きくする。
身を支えきれなくなった彼女はそのままびしょ濡れのカーペットの上に崩れ落ち、背中で両手を組み伏せられたまま、荒く息を吐いている。
「さあ……、どうしたい?」
彼女の頬に、ぴしんっ、と、親友のいきり立った男根がぶつけられた。
今にも泣きだしそうな瞳が、物欲しそうに彼を見上げる。